DWM-120 Emboss Trucker Wallet
COW HIDE, BRASS(真鍮)
《本体》
縦 10.5cm×横 20 cm×厚さ 1.5 cm
上蓋:約4.5cm
《キータブ》
全長:約14cm
レザー部分:約9.5cm× 幅2.5cm
《チェーン》
全長:約51cm
1950年代、第二次世界大戦が終了し経済が活性化したアメリカでは、それまでの線路を利用した物流から幹線道路を使った物流がメインになってきました。
その際に大活躍したのが、アメリカ中にいたトラック運転手、通称トラッカーでした。彼らは基本的に一日中運転席に座って大型トラックを運転している為、ちょっとした買い物や給油時にトラックから降りる際にピスポケットに入れっぱなしの財布を落としがちでした。
その為、財布からチェーンを伸ばしてベルトに挟み込んで固定した、通称「トラッカーウォレット」が大流行しました。
今回、ドライボーンズではこの当時のエンボス(レザーに施す型押しの模様)金型を発見しました。なので、全く新しく抜き型をゼロから作り、ついでに当時っぽいイラスト入りの専用化粧箱も製造。
素材は2ミリ厚のカウレザー。エンボスは当時大流行したペイズリー柄。大きな柄なので、裁断時にどこの柄が出てくるか?は個体によって変わってきます。
そんな素材に、野太いゼロゼロ番手の生成糸で質実剛健に縫製しました。
雨蓋にはニッケル色無地のスコービルハッチ、中央にはオクタゴンカットのラインストンスタッズをあしらいました。
大きめのアイレットには、二重環を取り付け、そこからゴツいブラス無垢のチェーンが付きます。
ウォレット内側には小銭入れとしてジッパー付きのポケットを装備。
ジッパーには褪色した様なカーキ色のコットンテープ、引き手はユニバーサルブランド、下留めはH型を嵌め込み、見事に1950年代を再現。
他にもいくつかのポケットを付け、収納力も抜群です。
金箔の箔押しでブランド名を、また無地の型押しで「GENUINE LEATHER(本革)」と「MADE IN JAPAN(日本製)」と押してあります。
同素材のタブがチェーンの先につき、ベルトなどに固定できる様になっています。
タブの裏にも同じ刻印が入り、チェーンと繋がる金物にはやはりブラス無垢のループクラッチ(日本語ではナス環と言います)を装備。
ちょっとした小物ながら、徹底的にこだわって企画生産したトラッカーウォレット。
化粧箱付きなので、ギフトにも最適です。